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帯状疱疹 (たいじょうほうしん)



帯状疱疹は水疱瘡と同じウイルスによって引き起こされるウイルス性の感染症です。水疱瘡に感染したことがある人なら誰でも感染する可能性があります。

幼い頃かかった、水疱瘡のウイルスが水疱瘡が治ったあとも症状こそ表れませんが、身体の中で休止状態で潜伏しているのです。死亡するときまでずっとウィルスが休止状態のままの人のほうが多いのですが、ある程度、年を取ってからウィルスが再活性化してしまうと帯状疱疹が発症します。水疱瘡に感染した人の約10〜20%の人が一生のうちに帯状疱疹に感染します。

健康な人の身体で何がウイルスを再活性化させるのかははっきりとしていません。免疫の一時的な弱まりがこのウイルスを増殖させ、神経線維にそって皮膚への進入を許しているとも言われています。子供でも帯状疱疹に感染することはありますが、ほとんどの場合は発症するのは50歳以上の人です。

初期症状は肌の一部に生じる、焼けるような痛み、チクチク感、極度の神経過敏で、たいていの場合からだの片方(左右のどちらか)にのみ現れます。これは1-3日続き、その後その場所に赤い発疹が出ます。

また頭痛や熱を伴うこともあります。この発疹はその後すぐに水疱瘡にそっくりな水ぶくれに変わります。
この水ぶくれは一般には3〜4週間続きますが、痛みはその後も続くことがあります。
水ぶくれを伴わない痛みまたは痛みを伴わない水ぶくれはまれではありますがありえることです。
たいていの場合はこの痛みは激しく、医者に痛み止めを処方してもらわなければなりません。

合併症が進むと身体中や内臓にまで広がります。これ(この症状は)水疱瘡においても起こりえます。これはまれなことですが、起こるとしたら免疫力が弱まっている人です。

早期に診断されれば、経口の抗ウイルス薬を処方してもらい、ウイルスの発散を減らし、皮膚の損傷期間を短くすることができます。
ステロイド、抗欝剤、抗痙攣薬、局所両方薬などその他の薬も治療に一般的に使われます。
帯状疱疹による痛みの激しさと期間はアシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬の早期投与により大幅に軽減できます。
これらの薬は帯状疱疹の後遺症であるヘルペス後神経痛防ぐ効果も期待できます。

ヘルペス後神経痛は皮膚症状が癒えた後に起こる継続的あるいは断続的に続く痛みのことです。
これは数ヶ月あるいは数年続くこともあり、高齢者に出ることが多いです。ヘ
ルペス後神経痛は、夜間は経口薬、日中は痛み止めを頻繁に使用することで治療することができます。
胡椒から抽出されるカプサイシンを含む塗り薬が有効な人もいます。
この薬を1日3, 4回患部に使用すれば13週間で痛みが徐々に解消されます。

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