The English Timesの編集後記より
有馬記念ではディープが2着に。
うーん、4コーナー回るまではいつもと同じようにいい感じで、
勝ちパターンだったのですが、ハーツクライをとらえられず。
馬場のバランスが外有利ではなかったにせよ、いつもは34秒の上がりを繰り出すいつものディープの末脚は見れませんでした。
やっぱり3歳だと実力はあっても古馬に対して精神的に怯んじゃうことがあるのですが、ディープもやっぱりそうだったのかなぁ。
それとも雪でうまく調整できなかったことが原因だったのか。
体調がイマイチだったのか。
しかし、ハーツクライも見事でした。
すごく不器用な馬で、
スタート後はいつも置いて行かれ、コーナーリングも苦手。
なので、直線の長い東京のようなコースで追い込むしかできなかったのですが、
今回は鞍上のルメールが積極的に3番手に。
普段と違う競馬をすると、
精神的に強い馬じゃないと普段の力を発揮できないもの。
いつもは一番後ろから行くハーツクライのような馬が、前に行くと、ひっかかったり、馬が戸惑ったり、スタミナを消費してしまうものなのですが、ハーツクライはいつも通り、しっかり走れました。
追い込みしかできなかったハーツクライの成長も素晴らしかったし、
ルメールの好騎乗も素晴らしかった。
ルメールはGIで惜しいレースばかりが続いていましたからね。
特に今年の秋なんか、2回ハナ差のGI2着ですからね。
しかも差されたのが1回、追い込んで届かなかったのが1回。
ディープが勝つことを期待していたファンが多かったので、中山は静まっていましたが、ルメールはほんとに嬉しそうでした。
まぁでもやっぱりディープは残念。
来年は海外遠征のプランをとりあえず白紙にして、天皇賞目指すそうですが、
海外に行ってほしいですね。
エルコンドルパサーが2着と惜しくも勝てなかった世界最高峰のレース、
凱旋門賞(フランス)を勝てるんじゃないかと思うだけに。