The English Timesの編集後記より
新聞やニュースでもご覧になった方もいらっしゃると思いますが、今アメリカでは尊厳死に関する話題が非常にホットです。
Terri Shaivoという女性が15年も植物人間状態になっているのですが、夫は"妻は尊厳死を望んでいる"と過去に"植物人間になったら尊厳死を望む"という発言をしていたとして尊厳死を求めています。
一方で彼女の両親は"娘は尊厳死など望んでいない"として尊厳死を止めようとしています。
これは裁判になり、結局夫側が勝利。
大体10日前に生命維持装置がはずされ、放っておけばもうすぐ死亡するという状態。
Terri Shaivoが医療ミスの裁判による賠償金を勝ち取り、夫が今の彼女と付き合い始めたときに尊厳死を求めだすという疑われても仕方がないタイミングだったことも"本当に尊厳死を望んでいたのか?"という疑問を呼んでいます。
そこへ政府が介入したり、キリスト教右派がいっせいに行動しだすなどもはや家族の問題ではなくなってしまっています。
死や中絶などに関する話題はアメリカでは宗教的な考えがかなり入り込んでくるので、論理だけでっていうわけには行かないのですが、今回は本当に激しいですよね。両親も賛同してくれるとは言え、ここまで他の人に介入されることは望んでいなかったのではないのでしょうか。
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