カロチノイド(カロチン類)の一種です。
カロチノイドは緑黄色野菜に含まれている色素群のことです。
カロチノイドは抗酸化力があるのですが、ルテインは目の水晶体と黄斑部が光により酸化してしまうのを防ぐ効果があります。
ルテインが不足すると、水晶体と黄斑部が酸化し、白内障や加齢黄斑変性症といった目の病気にかかる危険性があります。
同じカロチノイドのゼアキサンチンも同様の働きがありますが、微妙に果たす役割が異なり、ゼアキサンチンは黄斑の中心部、ルテインはその周辺を保護する役割を持っているようです。
ルテインを豊富に含んでいる食物としては、ほうれん草が圧倒的で100g中に10,200μgも入っています。
他にはブロッコリー、レタス、豆、カボチャなどに入っていますが、ほうれん草の量にはかないません。
執筆者:KenAdams